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プロとの音楽活動があなたの音楽の可能性を広げる!音楽活動を成功させる3つの要素

今のミュージシャンに求められる新たな視点

“プロのミュージシャンになりたい”
歌や楽器を演奏する人ならば誰もが一度はそんな思いを抱くことがあるだろう。私も若かりし頃はそんな夢を抱いて日々スタジオやライブハウスに入り浸り、練習に明け暮れた一人だ。
そんなある時、某レーベルのプロデューサーから言われた一言がある。

「今、音楽にかけている時間を半分にして、もう半分でマーケティングの勉強をしなさい」

当時はこの言葉の意味があまりよく分からなかったが、音楽制作やさまざまなアーティストのプロモーションを手がける今では、この言葉の重さを実感している。

今から20年ほど前、当時はまだCDが売れていた時代であり、YouTubeなども一部のユーザーが利用していたに過ぎなかった。その頃のミュージシャンは、いかにレコード会社や事務所が売りたいと思える音楽を作るかが、成功を左右する大きなポイントであった。

しかし、今はミュージシャンだけでなく、一般の人でも世界中に自分で情報を発信できる時代であり、レコード会社や事務所の力を借りずとも、リスナーへダイレクトに音楽を届けることができる。当時も自分たちでインディーズレーベルを立ち上げて活動しているバンドは少数あったが、現在自主レーベルや個人事務所での活動は、プロミュージシャンの活動形態の一つとして定着している。

このような活動では、良い音楽を作ることだけでなく、「自分たちの音楽をどのようにしてリスナーへ届けるか」ということも売れるミュージシャンを目指す上では考えなければならない課題なのだ。

だが、具体的に何を考えるべきか分からないミュージシャンも多いかもしれない。そこで私の経験をもとに、音楽活動を行う上でのポイントを考えていこう。

ミュージシャンが考えるべき3つの要素

音楽活動において、ミュージシャンが考えるべきことは大きく3つある。

1.どのように良い音楽を「作る」か
2.どのような形で音楽を「届ける」か
3.「誰に」音楽を届けるか

これらをミュージシャン自身が考え、実行することで、より多くのリスナーに自身の音楽を届けることができるだろう。

1.どのように良い音楽を「作る」か

“良い音楽”を作る。
これは今も昔もミュージシャンにとって一番重要なことだ。
ではどんな音楽が“良い音楽”なのだろうか?

これはミュージシャンの主観が大きく影響するので、絶対の正解はない。だが、頭に思い描いた“良い音楽”を、実際に音にするための手段は、いくつかの工夫ができる。
例えばバンドで活動する場合、良いメンバーを探したり、良い楽器を購入する。ソロで打ち込みなどにより制作している場合は、より良いソフト音源を求めることなど。しかし、音楽性や人間性が合うメンバーと必ずしも出会えるとは限らないし、楽器やソフト音源を追求するには、経済的、技術的、また時間的な限界もあることだろう。

そんな課題を解決する工夫の一つとして、プロのコンポーザー(主に作詞や作曲などを手がけるミュージシャン)やアレンジャー(主にメロディの伴奏を作るミュージシャン)に依頼し、自分の思い描いた“良い音楽”を作るサポートをしてもらうという方法がある。

これまで、こうしたプロへの依頼は、レコード会社や音楽事務所経由か、コンポーザーやアレンジャーと個人的なつながりを持つ人などに限られていた。しかし今では、SNSなどで直接つながることもできるしたり、私が関わっているMUSIC PARTNERなどの個人向けサービスもあり、自分の音楽にあったミュージシャンと、誰もが自由に作品づくりを行う環境ができている。自分で一から機材などを揃えたり、音楽理論やスキルを身につけたりしなくても、その道のプロの知識や技術、環境のメリットを享受することができるのだ。

自分でメロディや歌詞を作詞作曲している人であれば伴奏だけをアレンジャーに依頼することができる。またボーカリストとして歌唱力を集中して高めている人であれば、コンポーザーに自分のイメージ通りの曲を提供してもらうこともできる。これらをうまく活用することで、自分にしかできない魅力に特化しつつ、質の高い作品を作ることができる。ぜひ一度試してみると良いだろう。

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